PC依存エンジニアのブログ

開発者向けにIT関連の情報をお届けしています。特にバックエンド開発者向けの内容が多めです。たまにフリーランス情報もお届けしています。

応用情報処理技術者試験 合格までの勉強法など

個人的な報告ですが、平成31年4月の応用情報処理技術者試験に合格しました。
せっかく平成最後に合格したし、令和に受ける方たちのために、やってきたことを記載します。


応用情報 賞状
応用情報 賞状

そもそも応用情報技術者とは

情報処理推進機構IPA)が主催とする、ITの国家試験の1つで、毎回合格率20%とまぁまぁ難易度の高い試験です。
問われるのは、2進数の計算などの基礎や、ネットワークの構成や製造物責任法などの法律関係まで、ともかく範囲は広いです。

午前と午後の2部制で、午前は選択問題、午後は筆記試験です。
それぞれ150分で、どちらも60点以上で合格です。


自分もともとスペック

バックエンドエンジニアとして7年ほどやってます。
なのでデータベースとアルゴリズム系はもともと知識はありましたが、それ以外は全くありません。
20歳で基本情報は合格してましたが、もうほぼ忘れています・・・


なんで受けたか

何となく漠然と、技術のことを基礎から見直したいと思ってやりました。
目的は合格することではなく、知識を得ることでした。
なので落ちたら落ちたで、再試験する気はありませんでした。


勉強期間

1~4月の4か月間です。
平日は仕事後に1時間半ほどと、電車内(20分)を飲み会が無ければやってました。
休日は3時間ほどですね。


勉強スケジュール

1月 午前教材勉強・復習
2月 午前教材勉強・復習
3月 午前・午後過去問・復習
4月 午後過去問・復習


午前の勉強方法

基本暗記。多々計算問題がありますので、教材に沿って自分も紙に計算式を書いていて、内容を把握します。

テキストを読み、知らないワードはGoogleドキュメントに表形式で記録していきました。
ただ読むだけだと眠くなるし頭に入らないので、手を動かすことが大切だと思います。
Googleドキュメントにまとめる際は、教材の転記ではなく、自分の言葉でまとめていくのが大切!
そうすることで、脳が刺激されて、記憶になります。

それで電車の中では基本iPhoneGoogleドキュメントに記録した内容の復習。
復習が午前合格のカギとなります。

過去問は過去問道場を使用しました。

www.ap-siken.com

過去3年分を間違えなくなるまでやり続けました。
もちろん過去問の中で知らないワードがあったら、Googleドキュメントに記録します。

過去3年以上前の問題をやっても良いですが、それをやるなら午後の過去問に回した方がいいです。


午後の勉強方法

午後は
情報セキュリティは必須で、以下の中から4つを選択して回答します。
①経営戦略
②プログラミング
③システムアーキテクチャ
④ネットワーク
⑤データベース
⑥組込みシステム開発
⑦情報システム開発
⑧プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント
⑩システム監査

勉強するなら、絞ってやった方がいいです。
時間があるなら、全分野やっても良いのですが、効率的にやるんだったら絞りましょう。

ちなみに自分は午後の選択は、
プログラミング・ネットワーク・データベース・組込みシステム開発
にしました。
プログラマの方は、この選択が一番やりやすいと思いますよ。
ちなみに保険として、システムアーキテクチャも勉強してましたが、出番はなかったです。

午後は文章問題なので、過去問を通して文章に慣れる必要があります。
重点対策を使用して、間違えなくなるまで繰り返しました。

最初は文章の多さに精神的にやられましたが、繰り返してやることで慣れていきました。


試験会場ついたら

お手洗い済ませたら、黙想しましょう。
昔からの自分のやり方ですが、試験当日は勉強しません。
無駄なことに頭使いたくありませんから。

それにギリギリまで勉強しなきゃ受からないようなスケジュール管理では、社会に出て苦労します。
突発的なタスクではなく、前もって試験日はわかっているのだから、しっかり余裕をもって計画を立てましょう。
ちなみに私は試験前日も全く勉強しません。


午前試験の戦い方

150分で80問ですので、1問あたり約1分50秒。
割と時間余りますので、焦らずじっくり攻めていきましょう。

特に計算ミスとかには気を付けてください。
1周して解き終えたら、2周目で凡ミスはないか確認して、途中退室しました。
退室したときは、残り60分ぐらいあったので、90分で終わってますね。

どうでもいいけど、この年の最後の問題は、社畜を問う問題で面白かったですね。


午後試験の戦い方

ちょうど試験会場が自宅から近かったので、家でお昼を食って再度試験会場へ。
お昼を食べた後の文章問題は眠気を誘うので、コーヒーを飲んで参戦しました。

150分で5分野ですので、1分野あたり30分。
午後は割と時間を食うので、しっかり時間管理します。
確認の時間が欲しいので25分過ぎそうであったら、途中でやめて次の分野に気分転換します。
余った残り時間で、終わっていない問いに挑みましょう。

高確率で、どこかで時間がかかってしまう問題があります。
私は得意としていたデータベースで時間をとられました。
なので、あ~これは時間取られる割に正解できなそうだ、と感じたので問題を飛ばして分かるものから解いていきました。

午後も途中退室でしたが、残時間は20分ほどだったので、130分ぐらいかかってます。


試験が終わったら

試験のことなんて忘れて、すぐさまランニングして、酒買って帰って、終わった余韻に酔いしれる。
これが勉強頑張った技術者のロマンってやつです。

合格したか気になる方は、合格発表に2か月以上かかって待ち遠しいと思います。
というか情報試験だったら、採点を自動化して高速に処理できないものかと思ってしまいます。

自分は合格発表までに子供が産まれて、すっかり忘れてた頃に合格通知が届きました。


感想

会社にやらされている・先生にやれと言われたという受動的スタンスでは合格するのは難しいかと思います。
簡単な試験ではありませんから。

能動的だとしても、これで技術力が上がるというわけではないです。
だったら民間の技術に特化した資格の方がいいかと思います。

技術の幅広い基礎的な知識を得たい方には、おすすめの試験です。
別の分野の技術者と会話するときも、知識があるので、結構会話として成り立ります。


今後

ここから上の技術者試験は基本的に文章問題の毛色が強くなります。
技術の知識を得たいだけの私は、応用情報までが適正だと思いますので、これ以上は目指しません。

技術者としてなら応用情報までで十分なのでは、と思います。

自分のこと、ブログのこと

ブログの目的

このブログでは、自分自身が現場で遭遇した技術や勉強中の技術、その他IT業界関連を中心に情報を発信していきます。
また自分の中で反芻する意味でも、記録しております。

たまにそれた話題もありますが、そこはご容赦ください。

自己紹介

バックエンドと組み込み開発を主軸に、7年間社員として従事。
その後フリーランスエンジニアとして独立いたしました。
とは言え、仕事内容は社員の時からお世話になっている常駐先に、現在もお世話になっております。

エンジニアらしいエンジニアで、新しい技術が大好きです。
フリーになってから、様々な技術のお話を聞く機会が増えて、非常に楽しくやってます。

好きな開発言語は
C# Python Java Go
です。

趣味でランニングをしていて、マラソンも何度か完走することができました。
どうしても開発していると、身体も心も鈍っていくので、運動は定期的にするようにしています。

今後考えていること

しばらくはフリーランスとして働き続けるのもありかと思ってますが、より技術に貪欲でレベルの高い集団の中で開発したい欲の方が強いです。
特に客先常駐で成り立つ会社より、自社サービスを強みにしている会社の方が、魅力的に感じます。

もちろん働くとなると、子供もいるので、ワークライフバランスと給料を考慮してとなりますが、もしこんな技術屋さんと仕事をしたいって方がおりましたら、コメントください。

その他

日中は仕事、帰宅すれば娘が大騒ぎで慌しく、記事の更新が遅くなりますが、継続して続けていきたいと思います。
もし記事に不備があったり、情報が古かったりした場合、コメントいただけると幸いです。

また技術好きな人、これから技術を学びたい人、走るのが好きな人などなど、お気軽にコメントいただけたら励みになります。